若いお坊さんと幽霊の女の子の切ないストーリー『空に唄う』白岩玄
掲載日時:2009.04.28 16:00
注目キーワード
掲載日時:2009.04.28 16:00

『野ブタ。をプロデュース』で華々しいデビューを飾った作家、白岩玄さんの2作目『空に唄う』は、若いお坊さんと幽霊の女の子の同居生活を描いた切ないストーリー。ポップな前作とうってかわった設定に興味を惹かれます。
この物語は生きている人間が死者の魂に触れる過程をとても繊細に描いています。主人公の海生(かいせい)と幽霊になった女の子・碕沢(さきさわ)さんは生前知りあいでもなく、恋愛感情や恨みはまったくありません。もちろん、お坊さんという職業柄、人の死に近い立場にあるわけですが、海生の内面にある「人や枠組みに引っ張られやすい」資質が、彼女の魂に引き寄せられたのではないか、と感じました。また、この2人は23歳で同い年なのですが、死者と弔いをあげるお坊さんの一般的な年齢を考えると、この偶然の符号も見逃せない、とも思います。
幽霊の女の子が語る死後の世界が、触覚や温度を通じて緻密に、そして想像を絶する孤独感を伴って描き出されている点にも注目です。
幸いなことに白岩玄さんご本人にインタビューさせていただく機会があり、本作のおすすめポイントをうかがうことに。宗教や霊を特別なものとして考えるのではなく、人と人の心の繋がりにすんなり入れるような「読みやすさ」がポイントだそう。この世界観を作るため、文体やトーンを模索したこだわりが感じ取れました。
[Amazon、『CUTiE』09年5月号(白岩玄インタビュー掲載)]
(神田法子)

白岩 玄 (著)

白岩 玄 (著)
【関連記事】
・これでも占い師を信用する?
・南青山の裏通りにあるスピリチュアル専門書店
・新月パワーで願いを叶える!
・自宅で気軽にヒプノセラピー(催眠療法)
・手相を描いて、理想の人生をデザインしよう!


まるで厳かな食事風景のよう!? ブラックホールが星を飲み込む瞬間(動画あり)
セックスの相性は握手とキスの味で判断できる!?
床上手と言われる極意は「声」にあり。普段は見せない話し方で彼の聴覚を刺激!
UFO? 龍? 太陽付近に超巨大な未確認飛行物体がいるとネットで話題(動画あり)
男性にとってデリケートな悩みの持続力。普段の体位にひと工夫して長持ち体位に!




