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たまには毒を吐きたくなる日もある

関連タグ : お菓子 , 解毒

掲載日時2009.05.20 12:00   コメント [0] , トラックバック [0]

  by 逢坂杏

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photo by Mighty Titan

こーゆーお仕事をしていると期せずして、クライアントさんの背中をさすって、おつらい気持ちを吐き出すお手伝いをすることがよくあります。

さすがに洗面器は持ち歩きゃしませんが、悩める人の涙と鼻水をぬぐうため、ティッシュは常に鼻セレブを携帯するよう心がけております。人呼んでメンタル嘔吐介錯人。

さて、水星の逆行によるものか、このところみなさん色々と溜め込んでいらっしゃるご様子。心のなかにわだかまるモヤモヤが、と化しやすいんでしょうか。

日本ではトリカブトから作られた「毒」を「附子・ぶす」と呼んでいたそうです。昔、お能で、「附子」という演目を見ました。これはお留守番をいいつかった太郎冠者らが、猛毒と偽って預けられた水飴を盗み食いしちゃうという筋だった気がします。厄介なものであると同時に、毒とはまた甘美なものでもあるんですね。

さてそんな毒を、おまんじゅうにしちゃったお店が京都にあります。
なんでも心の解毒がテーマのお菓子なのだとか。
 

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京都極楽堂書店のご店主によれば、「毒」は「正義の毒」。仏教の世界では「ねたむ」「怒る」「愚痴る」の3つの煩悩を「三毒(さんどく)」と呼び、これらを克服するために修行に励むのだそうです。ご自身も僧侶の修行を行っているご主人は「『毒まんじゅう』を食べることで、自分の中にある毒と向き合うきっかけになれば」と話されているそうです。

心の中にわだかまる感情に、名前を与え、ひと口で飲み込んでしまう。これはなかなか、素晴らしいアイディアだと思います。
自分と自分を取り巻く世界に毒づきたくなったら、こんなお菓子を召し上がってみるのもいいかもしれませんね。


京都極楽堂書店烏丸経済新聞

(逢坂杏)


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