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展覧会『伊勢神宮と神々の美術』が東京で開催

掲載日時2009.06.18 14:00   コメント [0] , トラックバック [0]

  by マイスピ編集部

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ise_090616.jpg作品名:伊勢参詣曼荼羅、所蔵先:三井文庫、展示期間:8月4日~8月23日


2000年も前から三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮。

五十鈴川にかかった宇治橋を渡り、木々がうっそうと茂る広大な敷地に足を踏み入れると、誰もがそこに不思議なエネルギーが流れていると気付くでしょう。それはきっと、伊勢神宮が守り続けてきた信仰の心が、木々や空気にまで浸み渡っているからに違いありません。
 

この神宮は20年に1度、社殿を新しくととのえ、御神体を遷す「式年遷宮(しきねんせんぐう)」が知られています。これは、神々に常にみずみずしい空間にいていただくために、社殿はもちろん、御衣装や御神宝など神々に奉るすべてのものを一新する、伊勢神宮のとても重要な行事です。

次回「式年遷宮」が行われるのは、平成25(2013)年。

この第62回目の遷宮に先だって、東京国立博物館では、伊勢神宮の歴史と信仰をたどる展覧会『伊勢神宮と神々の美術』が開催されます。

まず本展で注目したいのは「伊勢参詣曼陀羅」の公開です。

これは、伊勢神宮を布教してまわった「御師(おんし)」が絵解きをし、人々を「お伊勢参り」へと誘った曼荼羅のこと。消耗品であったために現存する曼荼羅はわずかに4点しかありませんが、これら全てが出品されます。室町時代や江戸時代の伊勢神宮の賑わいがわかる、とても興味深い曼荼羅です。

また、展覧会では遷宮のたびに作り変えられる御神宝の数々も見どころです。これらは「式年遷宮」の記録が現れる約1300年も前から、同じ寸法、同じデザイン、同じ製法で作り変えられてきました。そのため、ここにしか伝わっていない伝統工芸の手法もたくさんあるということです。

現代の感覚では、古ければ古いほど価値があるように思いがちです。しかし、このように新しくすることで、日本の神様は、常に若々しくいられるのでしょうね。

そんな「古くて新しい」伊勢神宮を感じることができる展覧会は、伊勢神宮の持つあの不思議なエネルギーを、きっとあなたに、おすそわけしてくれることでしょう。


『伊勢神宮と神々の美術』

(木谷節子)


Pen (ペン) 2009年 7/1号 [雑誌] (雑誌)
Pen (ペン) 2009年 7/1号
雑誌

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