チベット密教の神秘的な世界にふれる〜「聖地チベット〜ポタラ宮と天空の至宝」展
掲載日時:2009.09.25 12:00 コメント [0] , トラックバック [0]
ご覧ください。この神秘的な仏像の表情、そして千本の手と千の眼......。
この「十一面千手千眼観音菩薩立像」(17-18世紀、ノルブリンカ蔵)は、9月19日から東京・上野の森美術館で開催されている「聖地チベット〜ポタラ宮と天空の至宝」展に、チベットの地からやって来たものです。
展覧会に展示されているのは、チベット密教の神秘的な仏教美術を中心に、一級文物(日本でいうところの国宝)36件を含む全123件の名品たち。
密教というと高野山や中尊寺などが思い浮かぶかもしれませんが、日本に伝わった密教は7世紀あたりの「中期密教」と呼ばれるもので、チベット密教は、さらに時代の下った「後期密教」の影響が色濃いもの。日本ではほとんど知られていない爛熟した密教の世界が見られるのです。
以下に数枚の写真と一緒に紹介しましょう。
男女それぞれ四面の顔を持つ「カーラチャクラ父母仏立像」(14世紀前半、シャル寺蔵)。女性の顔の仏像は、チベット密教の特徴的なものだそう。
これはユニーク! 「魔女仰臥図」(20世紀、ノルブリンカ蔵)といって、まだ仏教が伝わっておらず魔女が横たわっているチベットの地に、手足を押さえる釘として12の寺を建て、心臓にあたるオタン湖を埋め立てて寺院を建てるべきとした伝説を描いたものです。
仏教美術だけでなく、「チャム装束(チティパティ)」(近代、ポタラ宮蔵)をはじめチベットのお祭りに使われる道具なども展示されており、チベットの文化全体への理解も深まります。
「聖地チベット〜ポタラ宮と天空の至宝」は、2010年1月11日(月・祝)まで、東京・上野の森美術館にて開催中。
(神田法子)
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掲載日時:2009.09.25 12:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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