NASAが捉えた決定的瞬間! 星が「死ぬ時」に放つ衝撃的な光の映像
掲載日時:2009.09.11 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
「命あるものが、その生命を終えるとき、最も美しい瞬間を迎えるときがある」
というのを、聞いた事はありますか?
病に伏した人が、亡くなる少し前に突然イキイキと元気になって、皆を喜ばせたと思ったら、その数日後にあの世に旅立ったりすることなどは、実際に良く聞く話。また、昆虫なども死ぬ前には、最後の力を振り絞りながら繁殖に命を賭けて元気に動きまわるという。
地球上の生き物には、その命が終わる前に、今まで生きてきた「存在」としての証を残すかのように、極限の力や美しさを発揮する不思議な能力が備わっているのかも......。
などと思っていたら、星にも同じようなことが起きている! とも思えるようなニュースが飛び込んできましたよ。
米国宇宙局(NASA)が、9月9日にハッブル宇宙望遠鏡の最新器機で撮影した鮮明な画像を幾つか公開。
その中の1枚が、さそり座にある「NGC6302」と名付けられた惑星状星雲の画像。ちなみに、惑星状星雲とは、死にゆく恒星が膨張して、ガスを放出することで形成されるものらしい。
そしてその姿は、宇宙空間に巨大な蝶の羽を広げたような姿にも見え、「バタフライ星雲」と呼ばれているとのこと。
この星雲は、地球から約3800光年離れたところにあり、ガスを約2200年間にわたり放出しながら、時速96万km以上の速さで広がり続けている。そして、その中心部にある恒星は、星雲や塵に隠れて見えないが、星の温度は約22万度にもなり、星の中では最も高温の部類になる。
などと、まさに文字通り天文学的数字で叙述されると、ちょっと一瞬ではなかなか理解できないのだけれど、要するに、この星は「死ぬ前」といっても、数日や数年どころじゃなくて、2200年間なわけだ。
つまり、星にとっての死ぬ前の「一瞬」とは、「数千年」になのですか。
さすがに、宇宙のスケールはあまりにもダイナミック!
それにしても、蝶の羽のような妖艶な光の輝きは、なんともお見事。世界一美しい蝶と言われている「モルフォ蝶」も、「宇宙の蝶」の美しさには負けてしまいそう。
星がその命を終えるときの最後の輝き、しっかりと目に焼き付けさせていただきました。画像だけでなく、映像はハッブルのサイトからも見る事ができます。
(西元啓子)
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掲載日時:2009.09.11 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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