あの「座敷わらし」で有名な岩手の宿が全焼!
掲載日時:2009.10.07 10:00 コメント [0] , トラックバック [0]

えー!? あの「座敷わらし」で有名な宿が火事で焼けてしまった!?
週明けに、そんなニュースが飛び込んできました。
その宿のある部屋に泊まると「男性なら出世する」、「女性なら玉の輿に乗れる」、「子供をさずかる」など数々の幸運・御利益を生むということで有名な座敷わらしの宿、岩手県ニ戸市金田一温泉にある「緑風荘」が10月4日の夜、火事で全焼してしまいました。
実際に本当に「出世」して総理大臣になった政治家や大企業のトップをはじめ、著名な小説家などに宿泊客も多く、メディアにもちょくちょく登場するこの宿のことは、どこかで見たり聞いたりしたことのある人も多いはず。
火災原因は、浴室のボイラーの過熱という話だけれども、その時の火事の状況たるや、宿の3倍もの高さに上がる火柱に、300メートル離れていても爆発音が聞こえるほどの激しさだったらしい。
けれども、そんな大火災の中、約20人あまりの宿泊客や従業員は全員無事だったほか、近隣にも全く延焼しなかったのは、「座敷わらし」のおかげではないかという噂もしきり。
しかも、出火を発見したのは、いわゆる「座敷わらし」が出ることで有名な部屋、「槐(えんじゅ)の間」に宿泊していたお客さんだったとか。
それにしても、なぜこんなことになってしまったのだろう......と、ふと以前に撮影された槐の間の写真を見ると、宿泊客がお礼に持って来たぬいぐるみの人形たちで部屋が埋め尽くされている。
なんだか、「出世したい」「幸せになりたい」という人間たちの現世利益の思いと欲で圧倒されてしまう。もう、これらの「思い」で、この部屋は飽和状態になり、どこかで浄化が必要だったのかもしれない(あくまでも個人的な考え)。
この1件について、ある掲示板では、「座敷わらしは、よそへ行ってしまったのだろう」とか、「言い伝えでは、座敷わらしが去ると火災が起こる」という話もあるけれど、何気なく書かれた、「疲れました、探さないでください by 座敷わらし」という書き込みにも、なんだか考えさせられてしまう。
歴史ある老舗旅館でもあり、3年後まで予約でいっぱいだったという「緑風荘」が全焼してしまったのは、本当に残念。でも、あの柳田国男の『遠野物語』でも有名な座敷わらしは、まだ、この地方のどこかにいるはず。
また近いうちにこの地方から、新しい座敷わらしの伝説がはじまること、祈っています。その時は、私たち人間の欲やエゴはほどほどにして、純粋な気持ちで座敷わらしに会いに行こう!
(西元啓子)
掲載日時:2009.10.07 10:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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