昏睡状態の兵士を起き上がらせたのは、チェロキーインディアンの言葉(動画あり)
掲載日時:2009.11.18 16:00 コメント [0] , トラックバック [0]
テキサス州のフォートフッド米陸軍基地で11月5日に起きた銃の乱射事件は、日本でも大きく報道されたと思います。
関連のニュースを見ていて、日本でも、ニューヨークでも、実際に戦地におもむく兵士たちとの接点が、いかにないかを、あらためて感じた私です。
同時に、この職業を選んだ、若くして国のために従軍する兵士達の凛とした姿にも感動もしました。
みているだけで涙がでてしまうような悲しいニュースが多い中、アフガニスタンで従軍し、両足を失った少尉のちょっと感動する話のおすそ分けです。
1984年9月30日、ニューヨーク生まれのブライアン・ブレナン少尉。
13週間の早産で、わずか960グラムで生れ落ちました。父親は、看護士から生き延びないかもしれないので「いざという時のために名前を下さい」とまで言われたそう。
そこで、苦境におちいってもあきらめないでチャレンジを続けるフットボールの人気選手ブライアン・ブレナン選手から、ファーストネームをもらい即座に命名しました。って、同姓同名ですけれどね。
ブレナン少尉は、陸軍将校になった後、名門第101空挺師団に配属され、アフガニスタンで任務につきます。
ここでハンヴィーで移動中、道端の爆弾に、車ごと吹き飛ばされて、3人の隊員が亡くなり、ブレナン少尉は、両足を失い、脳に受けた傷で意識不明におちいってしまいます。
アメリカに搬送され、ワシントンDCのウォルターリード病院で手当てを受けても、ブルーの目は開いているのに、反応のないままで、家族は、完全な回復をほぼあきらめかけていました。
デビッド・ペトレイアス陸軍大将が、病院を訪れ「部隊は、君が必要だ。早く元気になって戻ってきてくれ」と、無駄だと知りつつ話しかけました。
もちろん反応はありません。
しかし、立ち去ろうとした時、ペトレイアス大将自身も「どうして、そんなことを言おうと思ったんだろう」と言ったほど、大将自身の中から自然と出てきた言葉を、反応のない少尉に向かってと呼びかけました。
「Currahee!カレヒー!」
これは、Stand Alone(ひとりで立つ)という意味のチェロキーインディアンの言葉で、かれらが所蔵していた第101空挺師団の士気を高めるためのスローガンなのです。
すると、それまで反応がなかったブレナン少尉の足がバタバタしはじめ、「ここにいます。ここにいます。」と答えて、ベッドに座りなおそうともがき始めたのです。
今では、金属性のバネのような義足をつけてジョギングできるほどに回復。ジョギングに参加したペトレイアス陸軍大将は、「君はふくらはぎの筋肉をウォームアップしなくていいからいいねぇ」と冗談を飛ばすほど。
ブレナン少尉は、将来、陸軍のベーシックトレーニングの教官になりたいのだそうです。
この第101空挺師団。前線で活躍する精鋭部隊で、テレビドラマのシリーズ『バンド・オブ・ブラザース(Band of Brothers)』は、この第101空挺師団が舞台の物語。10月23日に発売されたブルーレイディスクで、「1・2・3、カレヒー!」を聞くことができますよ。
「カレヒー!」の一言でつながる隊員同士が、ちょっとうらやましいなと思った私です。
[YouTube]
(坂本真理)
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掲載日時:2009.11.18 16:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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