米軍にスピリチュアル・ブームが到来?
掲載日時:2009.11.18 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
世界最強の軍隊である米軍に、スピリチュアル部隊が生まれる日も近いかもしれません。
過去記事でお伝えした「米軍がテレパシー研究を本格化している」というニュースもなかなかびっくりでしたが、米軍はこのようなマッドサイエンス研究のほかに、スピリチュアルなトレーニングにも大きな関心があるようなんです。
話の発端はベトナム戦争時代にさかのぼります。
この泥沼化した戦争によって多くの米軍兵士がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を負ったことは周知の事実ですが、そんなトラウマを負った兵士の1人である元陸軍中佐ジム・チャノン氏は、「第一地球大隊」という奇妙な構想を打ち立てました。
「第一地球大隊」の兵士たちは僧戦士(ウォーリアー・モンク)として、花や子羊などの平和的なイメージのものを抱えて敵地におもむき、敵をなだめます。殺傷能力のある武器は持たず、やむをえない場合はアシッドロックを大音響でかけて敵を混乱させるというのです。
このきわめてニューエイジっぽい軍隊のマニュアルでは、瞑想や指圧、「地球への祈り」などが推奨されました。
残念ながらというべきか当然ながらというべきか、この構想は構想止まりで実現はされませんでした。しかしこのアイデアが、後年まで軍関係者の心を強くとらえ続けたことは事実のようです。
たとえば「殺傷能力のない音の武器」というアイデアは、現在では実際に、不快な音で敵をひるませる音響兵器としてソマリア沖の海賊に対して使用されています。
さらに、イラク戦争やアフガンテロ戦争による兵士たちのPTSD(心的外傷後ストレス障害)が社会問題となっている現在、代替療法の1つとして「第一地球大隊」のマニュアルにあったような、東洋思想などを取り入れたスピリチュアルなトレーニングが注目を集めているそうです。
昔のサムライの鍛錬法を参考にしたという精神トレーニングや瞑想、ヨガ、気功......肉体面だけでなく、兵士たちのスピリチュアルな部分をケアする療法は、現在では当たり前のものになりつつあるんだとか。
それだけでなく、米国陸軍はレイキ、超越瞑想、生体エネルギーなどの研究に400万ドルもの予算を投じているという情報もあります。
スピリチュアルと軍隊なんて、なんだか奇妙な組み合わせです。しかし、かつてベトナム戦争への幻滅がニューエイジ・ムーブメントを支えたように、泥沼化するイラク・アフガン戦争への疲労感が、人々の関心をスピリチュアルな方向へと向かわせているのかもしれませんね。
ちなみに、ジム・チャノン氏とその「第一地球大隊」構想も登場する実録米軍レポート本『実録・アメリカ超能力部隊』は、ジョージ・クルーニー主演で映画化され、今月から米国で公開が始まりました。タイトルは『The Men Who Stare At Goats』。日本での公開は未定ですが、早く観たい!
[WIRED]
(吉川晶子)
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掲載日時:2009.11.18 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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