伊勢最古のお餅屋さんで、いにしえのパワスポ旅行者を想う
掲載日時:2010.01.25 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
マイスピでもたびたび取り上げている伊勢神宮。これから寒さがゆるんだら、ぜひともパワスポ旅行してみたい場所です。
伊勢神宮の歴史は2000年。180~360年前の中世には、お蔭参り(おかげまいり)という集団参詣のブームも起こりました。
死人が生き返った、巡礼を拒んだ信徒が天罰を受けた、神宮大麻(お札)が天から降ってきた......お蔭参りには数々の「奇跡」も言い伝えられています。
お蔭参りブームは約60年周期で何度か起きていて、大規模なものとしては1650年、1705年、1771年、1830年のものが知られています。中でも1830年のブームでは約430万人もの人々がお参りに訪れたというから、並大抵のことではありません。
ところで、そんなたくさんのお蔭マイラー(?)たちがひと休みし、舌鼓を打ったであろうお餅が、今でもまだ食べられるんです。
それが、1575年(天正3年)に創業して以来400年以上続く伊勢最古のお餅屋さん、二軒茶屋餅角屋本店の「二軒茶屋餅」。
400年前といえば、時は戦国時代。老舗中の老舗です。
尾張・三河方面から舟で行くお伊勢参りのことを「舟参宮」と呼んだそうで、その船着き場には「湊屋」と「角屋」という二軒の茶屋があったとか。
いつしかその船着き場は「二軒茶屋」と呼ばれるようになり、現在も同じ場所で同じようにお餅を売っているのが角屋さんなのです。
そしてこちらの名物が、「くろあん二軒茶屋餅」。当時と同じ、黒糖を使ったあずき餡が入った薄皮のお餅に、香ばしいきな粉がまぶしてあります。
この「くろあん二軒茶屋餅」は、1872年(明治5年)5月25日に天皇陛下が二軒茶屋船着場より上陸されたことにちなんで、毎月25日だけ数量限定で発売中。
地元の方も並んで買うというレアな一品ですが、少量ながらお取り寄せもできるようです(くわしくは下記リンク先から)。
新幹線も飛行機もないお蔭参りの時代には、伊勢神宮への旅は大変な苦労がともなったはずで、それに比べれば今ではパワスポ巡りもずいぶんとラクになったということでしょうか。
願い事の成就を信じて困難な道のりをものともせず伊勢神宮へと旅した江戸時代の人々を想いつつ、彼らに和みのティータイムをもたらしたであろうこのお餅を味わうのも一興かと思います!
(吉川晶子)
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掲載日時:2010.01.25 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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