恐竜にかける人間のイマジネーション
掲載日時:2010.02.01 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
みなさん、恐竜がどんな色をしていたか、これまで世界の誰にもわからなかったって知ってますか?
実はこのたび世界で初めて、化石から恐竜の色を特定できたんです。
今回の発見は、英ブリストル大、中国科学院などの研究チームが、「白亜紀前期(約1億4500万~1億年前)の羽毛恐竜「中華竜鳥」などの羽毛を分析した結果、クリ色から赤褐色だった可能性が高いことを突き止め、27日の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表し」ました。
その内容を詳しく引用すると:
チームは、中国遼寧省の地層から見つかった「中華竜鳥」などの羽毛の化石を電子顕微鏡で観察し、微細な構造を解析したところ、鳥類も持つメラニン色素を含む細胞「黒色素胞」が羽毛表面にあることが分かった。中華竜鳥の尾羽根や背中の羽毛には赤や茶色、黄色を発色するメラニン色素「フェオメラニン」だけが存在したことから、羽毛はクリ色から赤褐色だった可能性が高いと結論付けた。
今回恐竜の色が特定できたことで、「羽毛が体温調節に加え、敵や獲物に見つかりにくいようカムフラージュの役割を果たしていた可能性」など、恐竜の生態を知る手がかりになるようです。
これまでは、「恐竜の色はわからないのが常識だった」と、真鍋真・国立科学博物館研究主がおっしゃっており、羽毛の保存状態のいい化石がなかなか出ず、今回の発見は業界的にはものすごい事件のようです。もちろん、技術力の進歩も着実にあるからの結果でしょうが。
しかし、これまで、恐竜の色がわからないのなら、図鑑やフィギュア、映画などで見る恐竜は、どうして色がついてたの? という疑問が生まれます。
実はこれ、全部描く人が想像力を駆使して、色付けしてたんですよ。そのことが、すごいと思いませんか?
トリケラトプスのいかにも草食恐竜のような、緑を中心とした色合い。ティラノサウルスは時に赤かったり、とかげのような色だったり、いろいろなバージョンがありますが、非常にスケールが大きく獰猛な恐竜として、いかにも......という姿で図鑑や絵本に君臨しています。
恐竜の色を特定できるような科学技術の進歩もすごいですが、人間が昔から駆使してきた想像力も、あなどれないというか偉大な力だと感動です。
絶滅してしまった恐竜という、とても不思議な存在に、人々はどこかひきつけられてしまいます。かくいう私も子どもの頃は、恐竜図鑑が大好きでした。
今回のニュースを聞いて、久々に甥っ子と、恐竜の塗り絵を一緒にやりたくなりました。
(田中水菜)
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掲載日時:2010.02.01 18:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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