駆け込み寺で三行半! 満徳寺の「白黒便器」で縁切り&縁結び祈願
掲載日時:2010.03.03 20:00 コメント [0] , トラックバック [0]
突然ですが、なぜ離婚のことを「三行半」と言うのかご存知ですか?
その語源はさかのぼること江戸時代。庶民が離婚する際には夫から妻に離縁状を渡すことになっていたのですが、この離縁状が3行半で書かれていたことに由来します。
この離縁状は、原則的に「夫から妻へ」しか交付できなかったそう。つまり妻から夫へ三行半を突き付けるということはできなかったんですね。
では「どうしても夫と別れたい、でも別れてくれない!」という妻はどうしたかというと、「縁切寺」に駆け込んだのだそうです。
縁切寺は、助けを求めて来た女性に応じて離縁状を発行し、離婚を達成させることができました。また、妻がいったん寺の中に駆け込んでしまえば夫が追いかけてきても手出しできないという聖域でもありました。
男女差別の厳しかった当時に、数少ない女性のシェルターだったわけですね。
逃げて来た妻が、縁切寺の門のすぐ目の前で追いかけて来た夫に捕まりそうになった際に、履いていた草履を門の中に投げ込んだところ、入寺したものとみなされて寺に救助された。という記録も残っているそうです。
縁切寺はいくつもあったわけではなく、鎌倉の東慶寺と群馬県太田市の満徳寺の2つだけが幕府から公認されていました。
そのうちの1つである満徳寺には現在、かなり変わった願掛け祈願があり、ちょっとした話題になっているそうです。
それが上の画像の「縁切・縁結厠」。
はい、そうです便器です。でも、ただの便器ではないんです。
この2つの便器は、白が縁切り用、黒が縁結び用の便器。「白黒をはっきりさせて、自分の人生を一歩前進させていただきたいとの意味」をこめてこの色分けなのだとか。
縁切札・縁結札にお願いを書き、それぞれに流すことで願掛けします。でも何を書いたらいいの? とお困りの方に、満徳寺はこんな縁結び&縁切り祈願をおすすめしていました:
○独身と縁切り/●良縁と縁結び(結婚成就)
○悪夫・悪妻と縁切り/●幸せな再婚と縁結び
○寝たきりと縁切り/●ポックリと縁結び
○浪人(受験地獄)と縁切り/目指す中学・高校・大学と縁結び
○借金と縁切り/●商売繁盛と縁結び
○交通事故と縁切り/●無事故・安全運転と縁結び
○ボギー・ダボと縁切り/●イーグル・バーディと縁結び
○いじめと縁切り/●良い友人と縁結び
あ、なるほど! 「ひどい男と縁を切りたい」というような願掛けだけが「縁切り祈願」ではないのですね。これならいくらでもお願い事が浮かびそうです。
「トイレに手を合わせて、ジャーっと流す」――そのお参り姿は、やはりかなり奇抜なものがあるため、海外のTVでも取材され話題になっているようです。以下の動画はそのニュース映像。
「縁切り」と「縁結び」を両方いっぺんにお願いできるなんて、世界でもここだけかもしれません。ずいぶん昔から女性の強い味方だったお寺で、悪縁をさっぱり洗い流して、良縁をお祈り。なんだかすごく効きそうですね!
(吉川晶子)
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掲載日時:2010.03.03 20:00 コメント [0] , トラックバック [0]
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