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ようこそ信州へ! 善光寺がダライ・ラマ法王14世を「砂曼荼羅」でお出迎え

掲載日時2010.06.17 16:00   コメント [0] , トラックバック [0]

  by 西元啓子

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もうすぐ、あのチベット仏教の最高指導者である、ダライ・ラマ法王14世が来日されますね。

今回の来日では、長野、金沢、横浜などで講演や法話をされる予定ということで、講演会などに参加される人もいるのではないでしょうか?

それぞれの土地では、ダライ・ラマ14世を熱い歓迎でお出迎えすることが予想されますが、中でも、長野の善光寺では、特別な歓迎の準備をしている様子

それは、チベット4大僧院のひとつ、タシルンポ僧院の僧侶を招いて、チベット仏教美術の頂点ともいわれる「砂曼荼羅(すなまんだら)」を制作して、ダライ・ラマ14世をお出迎えするということ。
 

それにしても、ダライ・ラマ14世と善光寺ってどんな繋がりがあったのかしら?

実は、ダライ・ラマ14世と善光寺は、2008年に長野市が北京五輪リレーの出発地であった際に、チベット問題を憂慮するとしてこれを辞退したことから、ダライ・ラマ14世より、そのお礼として、善光寺に平和の祈りを込められた釈迦如来像を贈られるなどして交流がはじまっていたのです。

チベットでは通常、「砂曼荼羅」は、完成後は保存せず、跡形もなく壊してしまうものだとか。けれども、今回の曼荼羅は19日、ダライ・ラマが開眼法要した後、特別に保存して善光寺史料館で展示する予定とのこと。

曼荼羅とは、「真髄」「本質(エッセンス)」を意味し、仏の悟りの境地、世界観などを仏像、シンボル、文字などを用いて視覚的・象徴的に表わしたもの。本場チベットでは、高価な砂曼荼羅になると、ルビーなどの宝石を砕いて描くこともあるそう。

いわば、砂曼荼羅とは、パワーストーンの粉を結集させて作った、「神聖幾何学模様」ということで、素材からその形に至るまで、全てにおいてパワーがみなぎるように作られている、まさに究極の伝統的なスピ作品なわけですね。

もともとインドでは、神様を招く時にマンダラを色砂で描いて秘術を行なっていたらしく、そんな秘儀であり、神聖なものだからこそ、どんな素晴らしい作品でも跡形も無く消してしまうという習慣なのかも......。

今回、善光寺でのその制作風景の写真を見ると、まさに色鮮やかなチベット・カラーによる本場のスタイル。その制作風景は、制作期間中、善光寺にて公開されていたので、間近で見られたラッキーな人もいたのでは?

こうして、出来上がった本格的な砂曼荼羅を見るダライ・ラマ14世の感想もぜひ、聞いてみたい! そして、いつかは、善光寺の史料館に納められた後にでも、そのパワフルな姿を拝んでみたいものです。

今回の長野での講演タイトルは、『善き光に導かれて~今、伝えたい心』とのこと。まさに善光寺の「善」と「光」の文字がタイトルに入っていたりして、ダライ・ラマ14世と善光寺の友情の絆が感じられます。

国や宗教の垣根を越えて、平和と慈悲の教えを説き続けるダライ・ラマ14世が今回、長野からどんなメッセージを届けてくれるか、要注目です!


信州善光寺

(西元啓子)


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