アメリカで話題のパワースポット「ウルフ・サンクチュアリ」はエネルギーに満ちた狼たちの聖地
掲載日時:2010.09.09 20:00
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掲載日時:2010.09.09 20:00
ニューメキシコ州のアルバカーキ空港へ着くと、そこはまるで別世界。乾いた大地に灼熱の太陽、そして"アドビー様式"と呼ばれる砂壁の独特な建築群に目を奪われます。
歩く人々は皆ネイティブアメリカン。中でもナバホ族は、アリゾナ州からニューメキシコ州にまたがるフォー・コーナーズ(4つの州の境界線が1点に集結している地点およびその周辺地域)の砂漠地帯に、一定の自治権を保有した『ナバホ・ネイション』として、アメリカ最大の居留地を領有しています。
『Land of Enchantment(魅惑の大地) 』の呼称を持つニューメキシコ州はまた、ヒーリングの濃く長い歴史があり、アリゾナ州のセドナと並ぶパワースポットとして知られていますが、特に『トランスフォーメーション・ボルテックス』と呼ばれるエネルギーに満ちています。
トランスフォーメーション・ボルテックスとは、その土地を訪れることで急激に自己浄化が進み、癒され、イニシエーション (人生のテスト)をうけ、自己変革のプロセスを助けてくれる地球の特別な場所を意味します。
自己変革をすることに心の準備のできている人は、心身とともに魂も癒され、次のステージにシフトしていくことが出来ます。反対に自己変革への準備が整っていない人がニューメキシコにいると、心身の不調が出たり、人生のバランスを失うこともあります。
それらは自己の魂が「自分の内なる声を聞いてほしい!」という危険信号を送っている症状であるため、しっかりと心身の不調に耳を傾けてあげることが必要です。こうして自己の深いレベルに向き合うことで、自己実現のステージが進んでいくことでしょう。
今回の旅は、ニューメキシコを魂の故郷と呼ぶ私の主人ポール・デスーザが、彼の親友であるレイトン・クーガー氏が経営する野生の狼の保護地区『Wild Spirit Wolf Sanctuary(ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリ )』にて、リトリート・ワークショップを企画したことから始まりました。
空港からの車窓の外は初秋の花々が咲き乱れ、何度か車を降りずにはいられない程の美しい光景が広がっています。

夕暮れを迎えた『ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリ』に到着するとレイトン氏が現れ、私達が滞在するキャビンに案内してくれました。背が高く、長い足と地に響くような声を持つレイトン氏はまるで狼の群れのボスのよう ......彼の呼称が『Wolf Daddy(ウルフ・ダディ)』であるのも納得です。彼はまたネイティブアメリカンの血を受け継ぎ、メディスンマンとしての一面も持ち合わせています。
翌日は早朝から60匹以上の狼達の遠吠えで目覚め、午後はレイトン氏から『Medecine Wheel(メディスン・ホイール)』についてのレクチャーを受けることに。
メディスン・ホイールとはネイティブアメリカンのスピリチュアリティにもとづく教えです。メディスン・ホイールには4つの方角があり、風水のようにそれぞれの方角に意味があります。その意味を知り、自分の人生に取り入れることで、自然や地球、ひいては宇宙と連動した豊かなライフスタイルを送ることが可能になります。
またある日は狼達とのご対面! ペットには適さない狼をアメリカではペットとして売買されており、手に負えなくなった狼が飼い主によって一生鎖で繋がれたり、野放しにされた狼が銃殺されたりしていることから、それらの狼を救い、また野生の狼を保護して彼らの聖域を守り、人々にメッセージを伝えることが当組織のミッションです。
網で仕切られた広大な敷地に狼が約2、3頭ずつ。ゆったりと雄々しく歩く彼らの聖域には、通常ツーリストは入れないようですが、レイトン氏の後に続いてその聖域に足を踏み入れることが出来ました。
帽子やバッグ、サングラス類をはずし、入ったらすぐに座るようにとの指示を受け、緊張が溶ける間もなく狼が近づいて来ます。そして私達の顔をペロペロとなめ始めるではありませんか! こんなにも狼が愛らしい動物とは実に驚きでした。もちろん、『ウルフ・ダディ』の存在が近くにあってのことですが......。

夜は各国から訪れているボランティアの人々とともに、キャンプファイヤーの火を囲んでの聖なる儀式......。レイトン氏が、サンクチュアリで採れたセージの葉に火を灯し、ネイティブアメリカンの歌を唄いながら太鼓を叩き、大地と精霊に祈りを捧げます。

リトリート・ワークショップの最中にレイトン氏が何度も口にしていた「Mother Earth(母なる大地)」という言葉は、これまでの人生でも耳にして来たものの、この地を踏んで初めて、それが何であるかを頭ではなく"体と心と魂"で強烈に実感しました。
こうして旅は終わりを告げましたが、それはこれからの始まりに過ぎないことを誰もが感じていることでしょう。なぜなら同行した皆が口々に、「次はいつ行く?」と語っているのですから!
そんな魅惑の大地ニューメキシコは、訪れた人々を惹き付けて離さない、予測不可能なエネルギーに満ち溢れています。
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以下は、レイトン・クーガー氏の活動について紹介した動画です。
【主要ポイントの和訳】私はレイトン・クーガー。ニューメキシコ州の標高約2300mの山間の大地、キャンディキッチンに位置するNPO組織『ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリ』のディレクターをしています。
私達の活動は、狼がペットとして適さない動物であるにも関わらず、捕獲しペット化しようとする人々から救い、永久的なサンクチュアリ(聖域)を与えて守ることであり、またこのサンクチュアリを通して、人々に野生の狼について学んで頂くことです。
様々なエキゾチックな野生動物がペットとして売買される中で、狼は犬のように飼えるとの理由から最も人気のある動物の1種です。しかし実際、狼は従順な犬のように飼うことは不可能であり、狼自身もまたペットとなることを望んではいません。
こうして飼い主の手に負えなくなった狼達は、虐待されたり、一生鎖で繋がれたりしています。また1度ペット化した狼が飼い主によって野放しにされた場合、狼は餌をくれる人間を求めて民家に現れ、驚いた住民に銃殺されたりしているのが現状です。
私達は狼達の年齢や性格、行動を観察し、個々に適した仲間や家族を与え、広大な敷地の中で過ごせるようにしています。また人々への教育にも尽力し、アメリカ全土の学校や図書館、その他の組織などに狼とともに訪れ、狼について学んで頂いています。特に次世代を受け継ぐ子供達への教育は重要だと思っています。
その他にも狼から学べること、それは彼らの世界には、離婚も伴侶や子供への虐待もありえないということです。私達は本来この地球を守るために存在しています。そのとても重要な真意を伝えて行くために、今後も活動して行きたいと思います。
[Wild Spirit Wolf Sanctuary、Wild Spirit Wolf Sanctuary - Wikipedia]
(志野デスーザ)

ナンシー ウッド (著)


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