東北、東日本に響け! 神戸発「復興のシンボル」の歌が初CD化。印税は全額寄付
掲載日時:2011.08.07 18:00
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掲載日時:2011.08.07 18:00
「音楽にはパワーがある」という言葉、よく聞きますよね。聴いたり歌ったりすることで、気分が癒されたり、楽しい記憶が蘇ったり、元気になったり......と、みなさんも歌の力を感じた経験があるんじゃないでしょうか。
東日本大震災の被災地でも、いろんな曲が多くの人の心を癒し、励ましていますが、そんな今注目されているのが『しあわせ運べるように』という歌です。
東北の学校の合唱部や吹奏楽部を中心に、歌の輪がじわじわと広がっているこの曲。実は、阪神・淡路大震災をきっかけに神戸の街で生み出され、"復興のシンボル"として16年間歌い継がれてきたナンバーなんです。
神戸市民なら誰でも知っている『しあわせ運べるように』の作詞・作曲を手掛けたのは、市内の小学校で音楽を教えている臼井真先生。自宅が全壊するなど自身も被災者である先生が、直下型の大規模地震で壊滅状態になった神戸の街を「子どもたちの歌声で包みたい」と再生の願いを込めて作ったそうです。
<地震にも 負けない 強い心を持って 亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう 傷ついた 神戸を もとの姿にもどそう>
ストレートな言葉が出てくる歌詞にはちょっとドキッとしますが、それだけに鎮魂と復興への想いが強く伝わってきますし、美しく素直なメロディは聴く者の心を優しく癒してくれるようですよね。
1月17日の追悼式典をはじめ、神戸市内の約170の小学校などで歌い続けられているほか、海外でも披露されることがあり、また、先日ご紹介したヴィッセル神戸対ベガルタ仙台の試合で流れた川嶋あいさんのバージョンやピアニストの辻井伸行さんによる演奏など、有名アーティストがこの曲を取り上げることも。
そんなふうに大勢の心を動かしてきた歌が、東日本でも希望とともに広まっていることから、より多くの人に聞いてもらいと、この度初めてCD化されました!
『しあわせ運べるように』(アスクル)は、オリジナルバージョンと、歌詞の「神戸」を「ふるさと」に変えたふるさとバージョンを神戸市内の小学校合唱部が披露しているCDと、臼井先生による楽曲に込めた想いと東日本の被災地への想いが詰まった書籍とで構成されたCDブックのスタイル。印税は全額寄付されるとのことなので、曲を聴くことで復興に役立てるというのは嬉しいですよね。
シンプルだけど力強く美しい歌は、震災から見事に再生した神戸の街の姿に重なるようにも感じます。被災地にはいまも不安が残っていると思いますが、16年前のようにこの歌が復興への希望というしあわせを運んでくれるかもしれません。
(田村朋子)

臼井真アスコム2011/7/23


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